一般社団法人宮崎県歯科医師会

スポーツ選手へのサポート

スポーツ選手へのサポート

スポーツ歯科は「すべてのスポーツ競技を通じて適切なスポーツ活動の選択、助言、審査、管理、監督と、また必要に応じて治療を行い、さらに専門的な情報を提供することを目的とする特別な歯科医学の部門」(国際歯科連盟、1990)とされています。この提言をもとに、
①練習、競技中に生じる口や顔の領域のけがの予防
②練習、競技中に生じた口や顔の領域のけがの治療と、競技への早期復帰のサポート
③スポーツ選手の口腔管理(治療、予防処置)
などを行っています。

スポーツと口や顔のけが

練習や競技中の口や顔のけがは、交通事故、転落・転倒についで3番目に多く発生しています。オリンピックやユニバーシアードの代表選手に行った調査で、代表選手の5人に1人が今までに口や顔のけがを経験したことのある競技は、レスリング、バスケットボール、ラグビー、水球、アイスホッケー、柔道、ホッケー、カバディー、ハンドボール、ボクシングなど10の競技にのぼります。
けがの種類としては、
くちびる、頬、舌の裂傷や咬傷
歯の破折、脱臼
歯の周囲やあごの骨の骨折
などがあります。

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けがの予防

練習や競技中の口や顔のけがの予防にはマウスガードが効果的です。特に歯科医院で製作するマウスガードは市販のものに比べてコンパクトで歯にしっかりフィットするので、声が出しやすく、はずれにくくなっています。市販のものよりはるかにけがを予防する効果が高いです。また競技種目の特性に応じて形態を変えることもできます。

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スポーツ選手の口腔管理

スポーツ選手はトレーニングや競技の期間中1日の食事の回数や水分補給の回数が多くなり、虫歯を作る危険性が高くなります。また、虫歯や歯周病で歯の本数が減少すると筋力が低下するという報告もあります。スポーツ選手には定期的に歯科医院を受診することをお勧めします。

むし歯になりにくい食習慣 むし歯になりやすい食習慣
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男子運動部員8名の計測、かみ合わせ可能な歯の数を変化させて背筋力を測定。
かみ合わせ可能な歯の数が減ると、背筋力が減少。

宮崎県のスポーツドクター・デンティスト一覧

スポーツドクター・デンティスト(日本スポーツ協会ホームページ:宮崎県のスポーツドクター・デンティスト検索へ)

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