80歳まで20本を保つために
いつまでも元気な歯は日々の怠りがちな手入れから。
厚生労働省と日本歯科医師会では8020運動というキャンペーンを展開しています。
「80歳になっても20本、自分の歯を保とう」というこの働きかけは、一生自分の歯で楽しい食生活と健康な日常生活を送ることを目標に、子供のころからの正しいデンタルケアと青年期のセルフケアの重要性を打ち出しています。
忙しさに任せて、暴飲暴食や不規則な生活を送っていませんか
35歳が曲がり角といわれ、特に歯を失う原因でもっとも多い歯周病。
歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。生活習慣病と言われるこの病気は、初期を含めると成人の80%以上がかかっています(厚生労働省平成17年歯科疾 患実態調査)。暴飲暴食や不規則な生活など、日常の生活習慣の乱れが歯周病につながりますので、毎日のチェックが重要です。
予防はやる気から!
予防はやる気から始まります。「食べた後や寝る前に磨く」といった基本的なことも忘れてはいけませんが、毎日の手入れと併せて、口 の中の衛生指導などを行っている歯科医院に定期的に通う習慣をつけましょう。歯磨きなどの正しい方法や、歯磨きなどと併用すると良いオーラルリンスなど、 かかりつけの歯科医師に相談してみてください。
健康な歯と歯ぐきを保つために
1.きちんと磨きましょう
磨いていることと磨けていることとは違います。
歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目など汚れの残りやすい場所がありますので、歯間ブラシやデンタルフロス等を使ってきちんと汚れを落とすことが大事です。
正しい歯の磨き方の指導を受けるようにして下さい。
自分の健康、自分の歯は、自分で守るよう心がけましょう。
2.定期的に歯の健診を受けましょう
定期的に歯の健診を受け、歯を失う原因となるムシ歯や歯周病を早期に発見し、早期に治療を受けるように心力がけましょう。
また、気軽に相談にのってくれたり、指導をしてくれる「かかりつけ歯科医」を持ちましょう。
3.地域における歯科医の活動
歯科医師会は、歯科衛生士、保健婦さん等と協力して行政と次のような活動をしています。
- 1歳6カ月児・3歳児歯科健診、予防活動
- 保育園、幼稚園、学校での歯科健診
- 職場、地域での歯科健診
- 休日救急歯科診療
- 心身障がい者歯科保健活動
- 在宅寝たきり老人訪問歯科保健活動
- 歯科保健教育、相談事業
わからないことがあれば、気軽に歯科医師や歯科衛生士に聞きましょう。